歩道橋の鉄桁部分だけ残し、古くなったコンクリート床版と地覆部分を切断撤去します。

この工事では、工期を2期に分け、歩道橋の半分を使用しながら、もう半分を撤去リニューアルしていく工事の為、作業スペース、切断水や騒音に対して大変デリケートな工事でした。

防炎シートで樋をつくり、切断水を橋下に落とさないように養生して作業にかかります。

床のカッター

歩道橋の床の切断

狭い作業スペースの中2.9tクレーンとフラットソーを使い、地覆部を1tの大きさに切り分け搬出していきます。

落下防止のジグを設置

ブロックが落ちないように落下防止のジグを設置

切断したコンクリート床版が落下しないように、転落防止用のアンカーとアングルで固定しながら、床版全てを切り置き後、門型治具にて持ち上げ撤去をしていきます。

門型ジグ

門型ジグにて吊り上げ

狭い作業スペースの中、重量物や多くの撤去工が動くので、手順を打ち合わせし計画通りに工事を進めて行く事がとても重要な事となります。

床版撤去後

床版撤去後の現場状況

またこの工事では、新規導入した3D CADを使い、クレーンとフラットソーの位置関係や、切断順序を提案する事により、条件が多いながらも円滑な作業を行えた事で、元請け様からも大きな好感を得られた工事となりました。

栄光橋 -地覆カッター・撤去