株式会社ダイヤモンドプロジェクト

事例紹介

コンクリート供試体 コア抜き

東京都内の生コン会社からの依頼で
コンクリート圧縮試験をするための
100Φ×1mのコア抜き作業です。

100Φ×1mのコア抜き

通常生コンを打つときには
現場で100Φの容器に入れて圧縮試験をするのですが
容器に入れたコンクリートと
実際に構造物にコンクリートを流し込んだコンクリートでは
圧縮強度が違うということらしいです。

1m×1m×1mの供試体

そこで上部の写真のように、実際に1m×1m×1mの供試体をつくり
それぞれ28日、49日、91日に
コンクリート供試体の内側と、外側をコアで抜き
さらにそれぞれを、上部、中部、下部と203mmでカットし
圧縮試験を行います。

コアカッター

通常のコア抜きですと、穴をあけたところに何かを通したりするので
抜いたコアは捨ててしまうのですが
圧縮試験のコアの場合、抜いたコアがとても大事です。
ですから、キレイな波を打っていないコアを採取するため
機械やコアビットも特殊ですが
失敗が許されない作業のため
作業員もそれなりの経験が必要になってきます。

こういった研究や、試験などのご質問や、ご相談など
お気軽にお問い合わせください。

コア抜き機

最近はホームセンターなど普及し
日曜大工という言葉もあり
ある程度自分で出来る作業は、自分でやりたい
という人が増えていると思います。

コア抜き機

「コア抜き機のリース」のご相談を受けることもありますが
申し訳ありませんが、弊社では行っておりません。

コア抜き終了

機械を一式借りれたとしても
細かい材料や、小さな技術など
意外と多いものです。

床に開口をつくる

東京都千代田区にて
ビルの7Fの天井、8Fの床に開口をあけ
階段をつくる工事を請け負いました。

床を剥がした状態

こういった工事の場合、
「ウォールソー」か「連続コア」という選択になります。

ウォールソーのメリットは、切断面は真っ直ぐ切れますから
あとのハツリ作業が無く、キレイな切断ラインになります。
しかし、水の量が多いので、水養生、水処理が大変です。

連続コアのメリットは、水を絞っても削孔可能なので
水処理がウォールソーよりも楽です。

今回は、人が住んでいる室内の開口だったので
連続コアにて作業をしました。

床開口連続コア

電気の管と、水道管が走っていたので
一部連続コアができませんでした。
下の階に水が行ってしまうので
1本だけ抜いて厚みをはかり
5mm手前でコア抜きを止め
最後に吊り金具を使いながら
上の階にブロックを引き上げます。

連続コア終了

配管部分を残し、連続コア抜きが終了です。
この後配管を、別のルートに取り回し
階段を設置する工事に入ります。

間知ブロックへの水抜き用穴あけ

間知ブロックへの水抜き用の穴あけ工事です。

間知ブロックへの穴あけ

ダイヤモンドビットによる穴あけ工事(コア抜き)は
基本的には、コア抜き機をセットするために
アンカーを打ちこむ必要があります。

アンカーセット

通常の壁や、コンクリートでしたら問題無いのですが
ブロックの場合、ほとんどの間知ブロックはアンカーが利きません。

ブロック穴あけ

どうしても、というお客様には
機械セット用のボルトを貫通させる方法か
ブロックアンカーという方法もあります。

ブロックへのコア抜き

その他、現場に合わせて、出来るだけの努力はしますが
事前に「ブロックへの穴あけ」だとお伝え頂ければ
それなりの道具をそろえて、現場へ向かいますので
出来るだけ多くの情報を担当者にお伝えください。

ダイヤモンドコアビット

ダイヤモンドコアビットとは
ダイヤモンドパウダーの入った、ダイヤモンドチップを先端に付け
コンクリートに穴あけ(コア抜き)をするための刃のことです。

ダイヤモンドコアビットには、1点式(1本物)と、3点式コアビットの2種類があり
刃の根元となるアダプターと、長さを調整する真ん中の部分のチューブと
そして、ダイヤモンドが入っている下の写真が刃の部分です。

3点式コアビット

3点式は刃が無くなり、切れなくなったら取り換えることができますし
深さ(長さ)が必要な場合は、チューブを足して
何メートルでも掘ることができます。

水を使わない乾式ビットというのもありますが
粉じんが大量にでることと
作業時間がかかるということで
水を使った湿式での作業がほとんどです。

アスファルトや、コンクリートはもちろん
鉄筋や鉄骨も切断は可能です。
詳細をご覧になりたい方は、弊社ホームページの動画をご覧ください。

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