スリット工事とは、あらかじめ柱と壁を切り離しておいて
壁のひび割れや、表面のはがれ
地震の際に大きな倒壊を防ぐために用いられる工事です。

スリット工事

壁厚が10cm以上となると、エアカッターでは切りきれないので
ウォールソーという、ダイヤモンドカッターと
上下には、幅に合わせたコア抜きを数本削孔し
中のコンクリートを取りだします。

スリット工事の写真

今回の東北地震後、倒壊はしなかったものの
壁に亀裂やひび割れが入っているビルがあると思います。
建物にもよりますが、事前にスリット工事を行っていれば
亀裂やひび割れは防げたかもしれません。

ウォールソーの動画はこちらから