皆さんこんにちは

今号はウォータージェット工法をご紹介します。

最近、ちょこちょこ相談がありまして、
ダイプロでもウォータージェットの注文が
数件入っております。

ダイヤモンド工事は関係ないじゃん?
そうです!ダイヤモンドは関係ないのですが…
解体工事の施工屋さんからは、
ウォータジェットって出来ますか?
という相談がたまにあります。

安心してください。
やってますよ!

コンクリートを破砕する方法、
切断する方法は多々ありますが、
破砕とともに、鉄筋も不要な場合は、
切断工法やブレーカー等でザクザク切ったり、
ガンガン突いて壊す方が、
早くて安い工法となりますが、

ウォータージェットの利点としては、
鉄筋や、鉄骨は傷つけず、
コンクリートの部分だけを除去する事が可能なのです。

鉄筋の部分は残し、コンクリートだけ壊せたら、
より効率よく改修工事が進むケースがありますね。

ウォータージェットは超高圧の水で、
骨材の周りのセメントを吹き飛ばしたり、
小さな亀裂に高圧の水を押し込む事で、
水くさび作用が働き、
破壊面を押し広げ、粉砕していく工法となります。
マイクロクラックもほとんど発生しません。
劣化部分だけを除去したり、
コンクリートの表面だけを目荒らししたり。
塗膜やアスベストの除去等にも用いられる工法です。

ただし、水は相当量使用するので、
養生やバキューム作業、建設汚泥の処分等、
ちょっと簡単には処理できないほど出てしまいます。
コンクリートを削るので、pH値も高く
11~12近くまで上がります。
なので、排水は大洋さんのバキュームカーで
運搬・処分をお願いします。
ここでもダイプロ&大洋のグループパワーが
発揮されますね。

養生の隙間から、動画を撮ってきてもらったので、
紹介します。

 
【ウォータージェットの施工能力】

1日8時間の作業(休憩を含む): 約0.2立米
1日の水の使用量       : 約8立米
となります。

 
【施工の際の注意点】

・超高圧ポンプを4t平に積んで行きますので、
 作業場の近くに駐車スペースがあると
 施工が行い易いです。

・100m程度であればホースを延ばす事も可能ですが、
 施工能力は若干落ちます。

・ホースには超高圧がかかるので、
 伸ばす時は踏みつけられないところを
 這わすルートが必要です。

・マッハ3ほどのスピードで水が出るので、
 空気を切り裂くような音が出る時があります。

・水圧が強くとても危険なので、
 作業場周辺は立入禁止です。

・排水はカッター汚泥(産業廃棄物)となるので、
 未処理で下水や河川に放流しないこと。

 
その他、現場に合わせ対策が必要となる場合があるので、
計画の際はご相談ください。