皆さんこんにちは。

今回は、ワイヤーソーのビーズについて

RC躯体の切断で最速を誇るワイヤーソーですが、
素線を巻いたワイヤーに、
ビーズと、ビーズの寄りを押さえるスプリングが
交互に入れてあり、
今どきはそのビーズの1つ1つをカシメて、
素線から抜け落ちないように工夫されてます。

 

さてと、本題のビーズですが、
切断する相手によって、
相性の良い固着方法があります。

 

【メタルボンド】
通常のRC、石材切断に活躍するビーズ
ダイヤモンド砥石に金属・合金の粉末を混ぜて、
焼結させたものです。
ダイヤモンド砥石の保持力が強固で、
安定した切れ味です。

砥石の粒径、ボンドの材質や配合で、
使用感を変化させることも可能なので、
作業員さんの好みや、現場の状況、コストも
合わせ易いビーズです。

【メタルボンド】

 

【電着】
電解メッキ法で、
ダイヤモンド砥石を基板に固着させる製法です。
細かい砥粒を均一に高密度に付着できるため、
切れ味が鋭い反面
メタルボンドと比較すると、
層が薄いので、摩耗が早い。
金属のみの切断も可能。

【電着ビーズ】

 

【溶着】
ダイヤモンド砥粒の根本を基板に直接ロー付けし、
固着させる方法
電着より砥粒の保持力が高く、切れ味も良い
アルミや、鋳造、樹脂、ゴム等の切断も可能
鉄骨も、水無しで切断する事が可能だそうです。

ただし、現場で使用するワイヤーソーのプーリーは、
樹脂やゴムが多いため、水無しで切断すると、
機材の損料が大きくなります。

【溶着ビーズ】

 
このように、ワイヤーソーといっても、
切りたいものをどのように切るか
時間、精度、費用を比較して、どの材料を選ぶのか。
技術も経験も必要となります。
当然ですが、コストも掛かります。

 
これからワイヤーソーを覚えて、
RC、SRCを切断したい!
とい奇特な方がいらっしゃいましたら、教えます。

なんかよくわからないけど、
切ってくれたら仕事が進む!
という方は、ご連絡ください。
弊社スタッフが、サクッと切りに伺います。

 
以上!ダイプロのコア(核心)
ワイヤーソーのビーズについてでした。