解体工事や、修繕工事で施工が必要となる
私たちの仕事
ワイヤーソー、ウォールソー、コア抜きと
皆さま御馴染みの工事ですが

各工法には2種類の方法があります。
俺か、俺以外か・・・
ではありません。

乾式(DRY)か湿式(WET)の2種類です。

どちらも長所と短所があり、
必要に応じてこちらから提案することや、
お客様から指定されることもあります。

 
簡単に分けますと
乾式(DRY)の長所
・水を使用しない

乾式(DRY)の短所
・コストが高い
・粉塵が出る

湿式(WET)の長所
・コストが低い
・粉塵が出ない

湿式(WET)の短所
・使用した水が産廃となる

 
ここで、長所と短所のコアな話もアリなのですが
今回は、ダイヤモンドカッターの見た目
乾式(DRY)と湿式(WET)の違いをご紹介します。

 

・ワイヤーソー
中央でダイヤモンドのピッチに
マーキングしましたが、
乾式ワイヤーの方が、若干広くなって、
放熱効果を高めてます。
単品で置いてあると、区別がつきません。

 
・ウォールソー
ウォールソーは、メーカーによりですが
刃と刃の間を大きく切り取って、放熱効果を高めている
このブレードがお気に入りです。
ほぼ、解り易いという理由で使ってます。

 
・コア
外見からは、ほとんど違いが分かりません。
並べると若干刃の間隔が広いかなぁ
各径で乾式と湿式があるので、
新品は箱にDRYと書いてあるのですが、
一度使用してしまうと
どれが何だかさっぱり分かりません。
メーカーさん、もっと分かりやすく作ってください!

 
どのダイヤモンドも、
乾式は乾式用に専用設計されているので、
水を使用すると、新しいダイヤが出にくくなり、
切れなくなります。

逆に、湿式用の刃を水なしで施工すると、
焼け焦げて、やはり切れなくなります。

最後になりますが
コスト・・・
乾式の刃は、湿式と比べると非常に高価です。
寿命(ライフ)も短く、
コアに関しては湿式の1/4程度しか使えません。
ワイヤーも概ね1/2
ウォールソーも同じようなライフですので
自ずと施工単価も高くなってきます。

地下鉄や、高速道路の改修工事では、
リスクヘッジとして
乾式が主流になりつつあります。

コストが下がれば、
泥水も出ないし、
機械も汚れないので、
DRYの方が好きなんですけどねぇ~☆

 
以上
ダイプロのコア(核心)でした。