株式会社ダイヤモンドプロジェクト

事例紹介

端部での鉄筋探査及びコア削孔

壁の上部、天井ギリギリのところに穴を開けたい。
それも鉄筋を切らずに

 
というご依頼がございました。

通常でしたら鉄筋の位置を探るために
レントゲン探査を提案するところですが、
施工面の裏側は作業を出来る状況ではなかったため、
鉄筋探査機による探査を行う事になりました。

 
鉄筋探査は、探査機を縦方向、横方向に動かし
鉄筋のおおよその位置を割り出します。
鉄筋の位置を確認したらマスキングテープ等で記します。

 

鉄筋の位置を基にお客様に穴を開ける位置を決めていただき、
コア抜きを行います。

 

端部で鉄筋探査を行う場合、探査機が十分に寄らないため
削孔したい箇所の探査ができません。
その場合、広めに探査を行い、
ピッチにより鉄筋の位置を割り出しますが、
そうする事により精度は低くなってしまい、
鉄筋に当たってしまう可能性が高くなります。

 

こちらの工事では鉄筋に当たる事なくコア抜きを行えました。

 

もし精度が求められる現場でしたら、
レントゲン探査を強くオススメします。

 
ですが、状況(予算不足、壁厚30cm超、表裏両面での作業不可)により
レントゲン探査を行えない事もあるかと思います。

その場合には鉄筋探査をご検討いただければと思います。

 
コンクリート内部探査についてお困りの事がございましたら
ダイプロまでお気軽にご相談ください。

鉄筋の位置を出したい

壁に穴を開けるに当たって、
事前に鉄筋の位置を出して極力切断しないようにしたい。

そのような時、レントゲン探査を行うのがより確実ですが、
・予算に余裕が無い
・壁の裏側に人が入るスペースが無い
といった場合には鉄筋探査を行う事で、
鉄筋の位置をある程度推定する事が可能です。

 


まず探査したい箇所をお客様に指定(墨出し)していただきます。

 


ご指定いただいた墨の位置を中心に60cm角程度の範囲に
鉄筋探査機を縦方向、横方向それぞれ複数回走らせて探査します。

 


鉄筋探査機には鉄筋の位置がこのように表示されます。

 


鉄筋探査機の画面を基に
鉄筋や埋設物の位置をマスキングテープやチョークなどで
罫書いていきます。

 
最終的にはお客様にコア穴を開ける位置をご指示いただき、
コア抜き作業を行います。

 
前述しました通り、鉄筋探査機はレントゲン探査と比べて
探査精度が劣りますので、
もし可能でしたらレントゲン探査をする事をオススメ致します。

 
ご不明な点などございましたら、
お気軽にダイプロまでお問い合わせください。

コンクリートの土間を調査する

コンクリートの壁は厚みが30cm以下であれば
壁をサンドイッチして
レントゲン検査が可能ですが
コンクリートの土間で下階に人が入れないような場合は
鉄筋探査機を使って調査します。

鉄筋探査 (1)

土間のコンクリート調査

弊社の鉄筋探査機は
HILTI社製のものを使っていて
シートを使用して調べることによって
3Dでの表示も可能です。

鉄筋探査 (2)

ストラクチャースキャン

鉄筋探査機は超音波を利用したもので
100%見えるわけではありません。

おおよその位置で
鉄筋や配管などを表示します。

鉄筋探査 (3)

HILTI製ストラクチャースキャン

あくまでもレントゲンができない場合の調査方法とお考えください。

コンクリートの内部の調査でご不明な点などございましたら
お気軽にお問い合わせください。

コンクリート内部検査

鉄筋コンクリートの内部に対する非破壊検査のうち、
ダイプロではコンクリートレントゲンと鉄筋探査を行っています。

精度を求める場合はレントゲンをおすすめしますが、
30cmを超える厚みがある場合や、
裏側に作業員が入ってプレートを貼りつけるなどの
作業を行えるだけのスペースが無い場合は
選択肢が鉄筋探査だけになります。

 
当社では↑のHILTI社の鉄筋探査機を始めとして
5台程鉄筋探査機を保有しております。

 
HILTI社の鉄筋探査機ですと探査結果を3Dで表示する事も可能ですが、
そのためにはある程度広範囲の探査面積が必要になります。

 
鉄筋探査機としては高い精度を誇っていますが、
それでも銅管などに反応しなかった実例もありますので、
あくまでレントゲンが主で鉄筋探査は副と
ご認識いただければと思います。

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