既存のコンクリートの構造物に
何らかの理由で穴あけ工事を実施する場合
事前にコンクリートの内部を調査する方法があります。
コンクリート中を調査する
いわゆるレントゲン検査というものですが
病院で行うレントゲン検査と一緒で
コンクリートの背中側にフィルムを貼り付け
コンクリート正面から放射線を当てて
内部の鉄筋や配管などを調べることができます。
コンクリートのレントゲン検査
基本的にコンクリートの厚み30cm程度までは見ることが可能です。
裏側にデッキプレートがあっても大丈夫です。
弊社の使用するレントゲン機械は
建設業界ではまだ希少なデジタルレントゲン機なので
写したデータをメールで送ることが可能です。
レントゲンのデジタル機械
一般的なフィルムタイプのレントゲンだと
原本が1枚しか取れず、お客様に提出した場合
手元に残りません。
紛失や劣化なども起こりえるので
これからの時代はデジタルの方が便利かと思います。
コンクリートの内部調査において
何かご不明な点などございましたら
お気軽にお問い合わせください。
コンクリートの圧縮強度試験をするために
より正確な調査をするため
実際の建物に近い状態の供試体をつくり
そこから100Φ×1000Lのコアを採取する方法があります。
コンクリートの圧縮試験用コア抜き
今回は横浜市の生コン工場より依頼を頂きました。
W1000×H1000×D1000の供試体に
外側と内側 それぞれ3回にわけて採取し
コンクリートの圧縮強度試験を実施します。
コアカッターを使用してコンクリートを切断
100Φで抜いたコアは
直径の2倍の長さは必要なため
203mmでカットし
ナンバーを書いて試験室へ提出します。
この作業は専用機械と特殊なビットを使用し
長さ100cmを波打たずにキレイに
1本もので抜くことができます。
コンクリート供試体のコア抜きについて
ご不明な点などございましたら
お気軽にご連絡ください。
長さ100cmを波打たずにキレイに
1本もので抜くことができます。
アスファルトや、コンクリートの床で
比較的フラットな床を切断する工法をフラットソーイング工法と言います。
床を切断する機械
10mm以下のデコボコに収まる
比較的平坦な床であれば
エンジンカッター機を使ったフラットソーはとても有効な工法です。
エンジンカッターを使ったフラットソーイング工法
最大80cmまで切断できる機械もありますが
いきなり80cmの刃を取り付けられるわけではなく
30cm→40cm→50cm→60cm→70cm→80cm
と刃を取り替えて行くので、それなりに切断に時間もかかります。
平坦な床はフラットソーで切断できます。
基本はエンジンですので
屋外での使用のみとなります。
排気ガスが出せない屋内でのカッターをご希望の際も
対応は可能なので、お気軽にお問い合わせください。
既成品のヒューム管への穴あけ工事です。
ヒューム管へのコア抜き工事
今回はヒューム管自体が高さのないヒューム管だったので
特殊なジグを使いコアドリルを設置しました。
ヒューム管への穴あけ
厚みが5cm程度しかないので
アンカーを打っても割れてしまったり
貫通させて通しボルトでやる場合もあります。
アンカーを打たない真空パッドもありますので
お仕事のご相談は、現場の写真をメールで頂くか
現地立ち会いして頂けると
より正確なお見積りと、施工方法のご提案ができるかと思います。
RC構造物を解体する方法で
穴をあけてから、ジャッキで壊す方法があります。
RCの擁壁解体
バースター工法でのRC解体は
ドカドカ壊す工法とは違い
静かに、ホコリを出さず、振動もない工法です。
RC擁壁のバースター工法
160Φのダイヤモンドドリルでコア抜きし
油圧式のジャッキと鉄板を穴へ入れ
RC構造物を静かに破砕します。
バースターを使ったRC解体工法
今回は破砕後に大きなブロックとして撤去しました。
住宅街や近隣への配慮が必要なRC解体工事の質問やご相談は
お気軽にお問い合わせください。