宮城県石巻市で、避難所の方々に
「県外でも良いので、住居と雇用の両方を提供できる会社があれば
行ってみたいと思う方はいらっしゃいますか?」
と、聞いてみたところ
ほとんどの方が
「この町で生まれ育ったから、この町を復活させて
この町で暮らしたい」と考えておられました。
石巻市は漁港の町で、船で漁に出て、市場に上げ
水産加工や、船、網、運搬など、7割以上の人々が
海や漁にかかわる仕事をしているそうです。
仮に船を買っても、市場がダメなら魚を捕ってきても
売ることができない。
市場だけが戻っても、水産加工会社がないと
捕ってきた魚の加工ができない。
加工ができたとしても、運搬する運送会社がないと
魚を運べないなど・・・
どれか一つが無くなると、すべてが機能しなくなるそうです。
だからみんなで頑張って、この町をもとに戻そう
「国にもお願いすることはあるけど
自分たちのできることは、すべてやろう」と
本当に強い思いで、1歩1歩進んで行くしかない。
文句言ってたってしょうがない。
東北地方の方々のこういった話を生で聞けて
本当に自分も、もっと頑張らなくてはいけないないと思いました。
わたしの専門職は、コンクリートの切断解体です。
それに伴う建築工事、土木工事で、わたしの周囲の人々に迷惑をかけずに
被災地の方々への、継続的なお手伝いをできるとすれば
公共事業や民間事業として、お仕事を受注し
精一杯のお仕事でお返しするとこだと思いました。