ダイヤモンドワイヤーソーとは
ダイヤモンドチップの付いたワイヤーをコンクリートに巻きつけ
ワイヤーとコンクリートの摩耗部分に水を当てながら
油圧ユニットを使って、ワイヤーを高速で回転させながら引っ張り
コンクリートを切断する工法です。
ちなみに下の写真がダイヤモンドワイヤーの新品の状態です。
そして下の写真が
ダイヤモンドワイヤーをジョイントする部分に使う
スリーブというものです。
正直ワイヤーソーは、機械が壊れやすく
非常にコストのかかる工法であるとともに
事故も多く、危険な工法でもあります。
また、大量に水を使用するため
切断中、切断後の排水処理も必要です。
弊社ホームページで動画も配信していますので
お時間のある方はご覧ください。
東京都町田市にて、大型看板の基礎解体を行いました。
近隣への騒音の配慮と、道路脇での作業のため
ホコリ、振動、騒音が大きいジャイアントブレーカーに壊しではなく
ワイヤーソーでの切断後、ブロック撤去の工法になりました。
W1.2m×D1.2m×H1.8mの看板基礎を600kgくらいにすれば
現場にあるユンボで吊れる重さになるので、
水平に4カット、5分割に切断しました。
ワイヤーソーは、騒音、振動、粉じんの少ない工事です。
条件として、200v75Aの三相動力電源と、切断に使う水が必要です。
現場に無い場合は、トラックで発電機45kvaと水を持って行きます。
お見積り、ご相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。
東京都丸の内のビル解体工事です。
ビルの床と梁は、重機で壊したのですが
柱の部分は、H900mm×W900mm×D3500
でH鋼も入っているため、ワイヤーソーを使って
水平切断し、吊り出す工事です。
ワイヤーソーはH鋼が入っていても
問題なく切断できます。
部分的にワイヤーソーやウォールソー
バースターなどを使って、安全かつ
低騒音、低振動、工期短縮を実現できます。
ワイヤーソーによるコンクリートの基礎の切断状況
ダイヤモンドワイヤーさえ巻きつけられれば
どんな躯体も切断が可能です。
切断ラインに水を射しこみながら、コンクリートを切断します。
切断後のコンクリートは、ラフターにて吊り出します。
無振動で、低騒音のコンクリート基礎切断工法です。
青梅市役所前の歩道橋を
ワイヤーソーで切断し撤去しました。
夜間通行止めで5日間にわたり
350tラフターで撤去します。
道路通行止めの日数や
350tラフターの日数を
伸ばすわけにはいかないので
緊張感の高い仕事になりました。
ワイヤーソーは、まれに
鉄筋や、消耗によって破断します。
破断したワイヤーが人に当たると
大変なことになるので
防護ネットでしっかりとした養生をすると同時に
周囲の人払いが重要です。