株式会社ダイヤモンドプロジェクト

コア抜き工法について

 

コンクリートやALCなどに 円形の穴を開けるという、 一見シンプルですが実は多様性があるのが このコア抜きです。

コア抜きとは

円形のダイヤモンドコアビットを使って、コンクリートの壁や床、構造物に穴を開けることをコア抜きと言います。
コアボーリング、コア削孔、コア穿孔とも言います。
弊社のようにコア抜きを行う業者は、建設現場では「コア屋さん」と呼ばれています。

あけられる穴の直径

一般的には25Φ~600Φまで25mm(1インチ)刻みのコアサイズが用意されています。600Φ以上のコア抜きは160Φで花びら状にあける連続コアの方がコストも低く抑えられます。

水を使う湿式と、水を使わない乾式

一般的には水を使った湿式の工事がほとんどです。水を使うことにより粉塵を抑え、ダイヤモンド刃の摩耗による熱も冷ますことができ、作業効率も良いです。切断水を使うのでノロ水というコンクリートを切った灰色の水が出ます。削孔長は、現場にもよりますが10mでも20mでも削孔することが可能です。

乾式のコア抜きは、テナントビルで下階に水漏れの恐れがある場合や、作業場の下で、人が通行する通路になっている場合などで施工します。最近では水を使わない乾式コアも増えてきています。

作業の流れ

1
お客様に穴あけの位置を決定していただきマーキングしていただきます。
流れ01

下向き矢印

2
機械をセットするまえにスミを出します。コア穴のセンターからおおよそ25cmのところにアンカーを打ちます。
流れ02

下向き矢印

3
機械をセットします。機械を壁にセットする場合は、壁からのバックスペースが最低で80cm必要です。
流れ03

下向き矢印

4
水を使いながら削孔を開始、室内でのコア抜き作業ではノロ水(切断水)養生が必要になります。
流れ04

下向き矢印

5
既存コンクリートを部分的に取り除く連続コア抜き作業です。端から順番に削孔します。
流れ05

下向き矢印

6
コア抜き完了です。
流れ06

必要な電気の容量

130Φ以下  100V
160Φ~    200V
動力200Vが無い場合は発電機を持参します。

用途

  • コンクリート構造物(マンション、学校、工場など)のガスや水道管をいれるため
  • 地中基礎を重機解体する際のかみ穴、かみ口
  • コンクリートの構造物の震診断、圧縮試験用のため
  • 耐震補強用のケミカルアンカー、差し筋用
  • フェンス設置の際のフェンスをたてるため
  • ウォールソーで切り切れない部分の端部の処理
  • ワイヤーソーを通す際の通し穴
  • バースターで施工する際の下穴

見積・施工のご依頼前にご確認いただきたい事項

  • 工事の目的
  • 施工する現場のおおまかな場所(市町村レベルまでお教えいただければ問題ありません)
  • およその施工時期

  • 費用例

現場の詳しい内容を聞いた上で、お見積り作成します。
一度現地調査をして、お打ち合わせをすることをオススメします。
設計見積り、単価のみのお問い合わせには、申し訳ありませんがお応えできません。

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