機械基礎のハツリ工事を予定しているお客様より、
現場都合でエアーコンプレッサーを使ってのハツリが出来ず
電動ピックでのハツリ作業を行う必要があるため、
ハツリの補助としてコア抜き&バースターをお願いしたい。
というご依頼がありました。
電動ピックでのハツリ作業は、
エアーコンプレッサーを使っての作業に比べて
音や振動は抑えられるものの、
その分作業効率が悪く時間が掛かります。
そのため、時短の一環で事前にコア抜き&バースターで
割って欲しいという事でした。
こちらは施工前(現調時)の様子です。
奥の方に立ち上がっている機械基礎の右半分を解体します。
少し話が飛びますが、機械基礎の右半分にφ160のコアを抜きました。
バースターのシリンダーと当て板です。
これらをφ160のコア穴に入れます。
バースターのシリンダーと当て板を重ねあわせて
コア穴の中に入れました。
バースターのシリンダーのピストンが
機械基礎を内側から押し広げて割っていきます。
全てのコア穴にバースターのシリンダーを入れ
割って行くとこのようにクラック(ひび)が多数入ります。
バースターによる施工後の機械基礎はボロボロになっているので、
大きく割れて手で持てないサイズのガラだけをハツって壊せば良いので、
この後のハツリ作業の時間は大幅に短縮されました。
このように、バースター工法はハツリを始め
重機のブレーカーなどの補助としても効果を発揮しますので、
ハツリやブレーカーなどによる破砕の進みが悪い際には
是非一度ダイプロまでご相談ください!