建物解体工事は
建物上部から解体を進めるわけですが
内装材を捨てる際に軽量なゴミは
一部床に開口部を空けて
下階へ捨てるというやり方をします。

ハツリ作業で開口をつくる会社が多いと思いますが
近隣への騒音の配慮に加え
振動や粉塵を抑えるという点でも
ウォールソーを使ったコンクリート床の開口切断と
門型クレーンを使った床の撤去方法をオススメします。

コンクリート床の切断

ウォールソーを使った床の撤去

ウォールソーは、基本的に水を使いながら切断します。
水を使うことにより、粉塵を防ぐことと
ダイヤモンドブレードの摩擦による熱を冷ますために少量の水を使います。

吊りジグの設置

吊りジグの設置を設置し、門型クレーンをセットする

ウォールソーで2辺を切断した後に
吊りジグを2箇所セットします
吊りジグ1箇所につき、アンカーを2箇所打ちます。

床の開口部

ウォールソー完了後の床の開口部

ウォールソーは円形のブレードなので
角の部分を裏側まで切断する際は
表面を大きく切らなければなりません。

今回は全解体の現場でしたので
オーバーカットをして、1m×1m×0.2mの1ブロックとして
撤去し開口部を作りました。

コンクリートの切断に関して、ご質問やご不明な点などございましたら
お気軽にお問い合わせください。