皆さんこんにちは!

今回はダイヤモンドツールの紹介ではございません。
切断工法の紹介でも~ございません。

?カッター屋さんなのに、なにやるの?

カニクレーンの搬入です!

とある現場の一部解体工事で、
クレーンを据える場所がなく、
現場建屋内で完結したいという。
私たちの仕事は、切断業務が多いのですが、
コンクリートを切断すると、
かなりの重量となってしまいます。
今回の現場では、
1Fに解体屋さんのバックホウが待ち構えていて、
そこへ3Fから切って取ったブロックを
吊降ろす作業となります。

概ね3ヵ月の工事となるので、
手降ろしでチマチマという訳にもいかず、
躯体もかなり大きく切り取っていくので、
カニクレーンを使うことになりました。


移動時はこんなにコンパクトな容姿です。
キャタピラがついていて、エンジン式のため、
エンジンで自走します。
風通しのよい排気が可能な現場限定と
なってしまいますが、
今回は通気もバッチリな現場なので、
入れさせてもらいました。

仕舞いで長さが3.2m、重量が2tもあるので、
エレベーターには乗らない大きさですが、
高さ1470㎜、横幅は750㎜となるので、
階段を使って登っていく計画です。
カニクレーンは、
ジブを伸ばすほど吊れる能力が大きく下がるので、
なるべく撤去する躯体の近くへ移動する方が、
作業効率もよくなります。

ここの現場は、階段周りも広く、
角度も緩やかな感じだったので、
こういう作戦になりました。
自走するとは言っても、階段を登る時は、
バックドロップが怖いので、
上の階からチルホールという道具で引っ張りながら、
カニさんがのけぞらないように、
引っ張ってあげます。


チルホール設置状況

※引っ張り能力は1tしかないので、
あくまで補助的な使用となります。
とはいえ、
階段を上げる作業は思いのほか大変で、危険なので、
写真なんか撮ってる場合じゃなかった_( _´ω`)_ペショ
見どころと言えば見どころなのに・・・
写真とれなかったです。すみません。


一番最後の少し安心したところでパシャ!
この後、チルホールを引っ張ってた作業員さんは、
疲れたああーと雄叫びを上げグッタリしていました。
ちなみに僕は
レバーを倒して前進させていただけなので、
まったく疲れておりません(笑)


2Fに到着!
2Fの床から、3Fの床を吊り切りしていきます。
動作確認で足を全開に出して設置状況の確認。
カニのように足を張っている容姿から
カニクレーンと呼ばれているそうです。
ヨコ歩きもしないし、泡も吐かないので、
期待していた方にはゴメンナサイ。

これから3ヵ月間、お世話になります(*´з`人)
また進捗状況とか撮れたらUPしますね。

以上、ダイプロのコア(核心)
カニさんの紹介でした!