皆様、明けましておめでとうございます!
ダイプロのコア(核心)担当の渉(わたる)です。
本年も構造物をコワす(壊す)ため、
コア(熱心)にコア(核心)を・・・
と意味不明なスタートですみません。
いつものやつ!これからも書いていきますので、
本年も宜しくお願い致しますm(__)m
今回は竹ちゃんからの写真提供で、
店舗の改修や原状回復等で、床のシンダーコンを、
『静かに』解体したいという依頼を
ピックアップしました。
キーワードは『静かに』となりますが、
堅牢なコンクリートを解体しますので、
ある程度の音は出てしまいます。
近隣さんから寄せられるクレームの中で、
うるさい!とか、ホコリが酷い等、
今までの静かな生活と違うことが起きるため、
ストレスも相当なことかと思います。
その中でも特に、
多くの方に嫌われるのが『振動』です。
振動は、構造物や地盤を伝って、
遠くまで揺れや音を運ぶため、
広い範囲へのストレスを生みます。
とくに、打撃系のハツリや、解体音は
嫌われる傾向にあります。
生活圏でずっとゴトゴト、ドカドカ
やられていたら、辛いですよね。
そこで起用されるのが、
カッター工法や、油圧破砕器を使った
解体方法となります。
近年、カッターの性能に革命的な進歩があり、
油圧破砕作業よりも早く確実に切断できる事から、
床のシンダーコン解体等には、
ウォールソーや、コアで切り取る提案を
させて頂いております。
切断作業に革命を起こした、
高周波ウォールソーです。
今までの機械の2倍ほどの出来高を上げますので、
工期の短縮を図れます。
音はかなり大きいですが、振動がほぼ無いため、
RC壁1枚挟むとストレスは激減します。
この機械で、人力や、フォークリフト等で
搬出できる大きさに切り分けるので、
MAXどれくらいの重量で搬出できるのかによって、
切る量が変わります。
同じ平米数でも、解体物を大きく出せる現場は、
切断量が減るので、安く早くなります。
手で持ち運べるくらいというのが、
切断量も時間も費用もMAXになってしまうので、
どこまで大きく出せるのかがポイントになります。
その他の切断方法として、コア作業があります。
この作業は、小回りが利くので、
残したいものの周りや、
狭い範囲をくり抜く作業に適してます。
店舗の厨房は、狭いところも多く、
機材はなるべく少なく持ち込むのですが、
細かいものや、配線や水ホース類が
各機械に必要になってくるため、
けっこうゴチャゴチャしてしまいます。
躯体の中に、排水や大事な管が通っている場合は、
事前にチェックをして注意してください。
RCを切る機械は、
問答無用で何でも切ってしまいますので、
口頭ではなく、躯体に直接マーキングをして、
作業員に周知して頂けると、より確実です。
切った躯体は、
バールでコソコソとほじって、起こします。
厨房の嵩上げは、躯体との間に
スタイロフォームが入っている事が多いので、
周りだけ切れば、起きてきます。
風呂場や、機械基礎等の嵩上げは、
下までしっかりシンダーやコンクリートが
入っているケースもあるので、要確認です。
床のシンダーコンとスタイロを取った状態です。
スタイロフォームの下は、
防水層と抑えのモルタル等が残ってます。
これは薄すぎて、カッターでは切れないので、
抑えのモルタルを取る場合には、
お客さんの方でハツリ屋さんを手配してもらって、
片付けます。
この程度のハツリ作業であれば、
驚くほどの振動や騒音は出ないはずなので、
ちょっと気になるな~
くらいで、我慢してくれる方も多くなります。
どうしても100%満足する結果にはなりませんが、
不快に思う人を少しでも減らせれば
ストレスを最小限に抑えられれば
と、考えております。
あ、そうそう!
カッター工法は、
水を使って切断する事が主流なので、
排水(産廃)はけっこうな量で出ます。
下の階に、駐車場や鉄道、住居等がある場合には、
乾式工法でも施工は可能です。
ただ、乾式で施工するのは、
ダイヤモンドの消費も多く、
粉塵対策が必要になる事、
それに伴い、コストも大きくなってしまうので、
どうしてもの時だけご提案をさせて頂きます。
ちょ~っと長くなってしまいましたが、
今回はこのへんで
ダイプロのコア(核心)
今年も熱心にお伝えしていきたいと思います。
宜しくお願い致します。
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